世界中の人がインターネットにアクセスできるようになってから、人々はオンライン上で出会い、コミュニケーションをとり、現実世界以外で仲の良い友人や恋人を作る場所が生まれました。VRでも、VRの中で別のプレイヤーとアバターを介してコミュニケーションをとることのできるソーシャルVRアプリが人気を集めつつあります。VRでもより深く幅広いコミュニケーションが取れるようになることが期待されています。 今でこそインターネットが出会いの場のひとつとして認識されはじめていますが、数年前まではオンライン上で出会った人と恋人同士になることは、海外でも珍しいこととされていました。現実に存在する人同士が、VRの世界で親密な関係を築くには今はまだ初期の段階とみられていますが、早くもVR空間内で出会ったある2人が結婚するという事例が誕生しました。 ソーシャルVRで出会って結婚した二人 ワシントン州に住むある女性が、ソーシャルVRアプリ『Rec Room』でアラバマ州に住むある男性と出会って恋に落ち、VR世界の中だけでなく現実世界でも結婚しました。 米メディアWiredの報道によると、二人は『Rec Room』で出会い、VR空間内でともに時間を過ごしました。そして2人はお互いに心の距離を縮め、実際に会うことを決意しました。現実世界で出会った2日後に婚約し、二人と司祭だけの結婚式を挙げました。 もちろん、二人が出会った『Rec Room』でも結婚式を挙げました。式にはバーチャルの結婚指輪やウェディングケーキ、ブーケなどが用意されました。そして世界中から集まった友人たちの前でバーチャルな誓いのキスを交わします。 仲間たちと同じ時間を過ごすRec Room ソーシャルVRは、オンライン上のVR空間内で、複数人と一緒にコミュニケーションを取ることができます。フェイスブックの友達同士でコミュニケーションが取れる『Facebook Spaces』や、自分だけのオリジナルアバターを使える『VRChat』など、数々のソーシャルVRアプリがリリースされています。 今回、舞台となった『Rec
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